不快で深くて答えのない話

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最近ずっと感じている感覚がある。

”死”に対する恐怖。

 

夜、ベッドに横たわりテレビも電器も消し静寂が訪れると色んな思いが出てくる。

私は28歳。

いつの間にか28歳になっていた。

毎日朝起きて、お風呂に入り、化粧をし満員電車に乗って会社に行く。

会社では何も成果を挙げられない日々。

業務改善のために提案をしても受け入れてもらえず、いわれたことだけをやって時間を過ごす。

帰りも満員電車に乗って家路に着く。

ご飯をむさぼりながらテレビを見てお風呂に入り眠りにつく。

 

学生時代は時間の流れがゆっくりでつまらなかった。

明日が来るのさえ分からず、早く大人になりたいとしか思わなかった。

 

小さい頃は、 

「1年生になったら学校に通うことが出来る」

「6年生になったら次は中学校にいける」

「中学生になったら部活も始め専門的な友達も出来る」

「高校生になったらバイトをしてお金をたくさん使える」

「大学生になったらお化粧いっぱいして遊びまくってエンジョイする」

 

と、どんなときでも環境の変化、人生のスケジュールで決められたものがあり

その目標に向かって毎日を生きていた。

 

しかしどうだ。

社会人になってみたら、1年があっという間。

1日が過ぎる感覚なんて一瞬だ。

結婚や出産、子育てなどまだまだ人生の醍醐味は残っているにしても、

それはさらに時間の感覚を早めるのではないだろうか。

 

人生の終焉に向かっていく。

いつかは自分という人間は必ず死ぬ。

28歳にしてその恐怖にいつも怯えている。

 

どっかの誰かからみたら、名も知らないただの人。

ただ生きて、ただ死んでいく。

そういう感覚がこわいのである。

 

自分は何のために生まれ、何のために死ぬのかと疑問に思う。

功績を残し、名を残す人たちはいいかもしれない。

しかし、普通の人間は何のためにうまれてくるのだろうと思う。

 

私は永遠が欲しい。

普通の人生のままでいい、名も知られない人でいい。

単調な毎日で退屈でもいい。

それでも今のまま永遠に行きたいと切に願う。

 

誰にもこの恐怖を言えず、今日もあっという間の一日を笑顔で過ごす。